国際カンファレンス登壇をすればするだけ改善点が出てくる説

国際カンファレンス登壇をすればするだけ改善点が出てくる説

Clock Icon2024.06.17

昨年の11月にアルゼンチンでSwiftableという国際カンファレンスで初めて海外登壇して、それから今年の3月に東京で開催されたSwiftの国際カンファレンス try! Swift Tokyoでも登壇させていただく機会がありました。

短い期間に二つも国際カンファレンス登壇をしたのですが、すればするだけ改善点が出てきたので、そのことを記事にすることにしました。

登壇記事

初めて国際カンファレンス登壇での失敗

国際カンファレンスへの参加は、知識の交換や様々な国に住むエンジニアとの交流の機会を提供するだけでなく、もっと成長したいと思えるそんな刺激的な経験になりました。特に初めての海外登壇にアルゼンチンを選んだ私は、初めての初南米、初海外一人旅というとても刺激的で挑戦的な旅になりました。

初めての英語での登壇は資料を読み上げることで精一杯だった為、その時どんな立ち振る舞いをしていたのかあまり残っていませんが、終わった後は声を沢山かけていただき、「うまく行った!」と達成感を感じていました。

しかし、公開された動画を見てみると悲しい現実がそこにありました。

  • 終始、手元を見ている
  • 終始、オーディエンス側に背中を向けている

せっかくアルゼンチンまで行ったのに、ただ手元を見ながら喋っているだけです。とても悲しくなってしまいました。自分ではもっと顔を上げて話している気でいたのでかなり落ち込みました。

反省点

アルゼンチンでの登壇を振り返ると以下の反省点が出てきました。

  • 手元のカンニングペーパーを読み上げるのに精一杯で周りを全く見えていなかった
  • 発表をただ読むだけになっていた

ただ用意したスライドを見てもらうだけであれば、資料を配布するだけで良いです。登壇するからには発表をただ聞いてもらうではなく、体験してもらう必要があると私は今回改めて感じました。

そして、体験してもらうにはインスピレーションや発見や学びを与え、楽しんでもらう空間作りが必要だと感じました。

見えた課題

反省点を振り返ると以下の課題が見えてきました。

  • カンニングペーパーを見ない
  • 聴衆に目を向ける
  • 余裕を持つ
  • 発表を体験してもらう

アルゼンチン登壇では準備期間が1ヶ月ほどしかなかったのもありますが、課題を出してみると悔しい思いが込み上げてきました。

「またリベンジしたい!」と強く思い始めたタイミングで運よく東京で開催される日本最大級Swiftのカンファレンス try! Swift Tokyoに出したプロポーザルが採択され、登壇できることになりました

なんとしてでも課題を克服してより良い発表にしていくぞと私は熱く燃えたのでした。

アクションプラン

課題克服の為に立てたアクションプランがこちらです。

  • カンニングペーパーを見ない為、発表を全て暗記する
  • iPhoneを使用せずに、クリッカーでページを送る
  • 会場を想像して、聴衆と対話をするようなスピーチをする練習をする
  • とにかく練習する
  • 発表を楽しんでもらう仕組みを作る

今回は2ヶ月前には採択の連絡が来ていたため、1ヶ月で資料を作成して残り1ヶ月は練習に当てるようにスケジュールを組んで進めていきました。一緒に暮らしている家族からすると、ずっと独り言のように発表内容を唱えていたので奇妙だったかも知れません。

練習の過程で、英語が話せないなりにリダクションやリンキングに頑張ってトライして流暢に見せようとしている傾向があることが分かりました。しかし、会場に来るみなさんは別に私の流暢っぽく見せようとしている英語を聞きにくるわけではなく発表を聞きに来るので分かりやすく伝わるように話す努力をしました。

リベンジ動画

練習の成果もあり、アルゼンチン登壇で感じた課題は克服できたように感じます。少し肩の荷が降りました。

新たな反省点

以前の課題は克服できたように感じたものの新たな反省点も見えてきました。

  • 今度は逆に動きやジェスチャが多く、チラつく

次回は落ち着いて話す場所とジャスチャを使う場所をしっかり使い分けて緩急をつけれるようになりたいです。

また、登壇以外の反省点として、英語があまり喋れないので海外からの参加者と会話が全然広がらない、コミニケーションが取れない問題があります。ここはクラスメソッドの福利厚生で毎日英会話レッスンが受けれるので愚直に英語の学習を頑張っていきたいと思います。

まさかの副産物

家でひたすら発表練習をしていたのもあり、2歳、4歳、7歳の子どもたちが今回発表した冒頭の部分は英語で喋れるようになりました。知らない間に英語イマージョン教育を導入していたみたいで、子どもたちが英語に興味を持つようになりました。

国際カンファレンスに挑戦することで子どもたちの英語力も勝手に伸びるかもしれないです。

まとめ

  • カンニングペーパーを片手に誰でも英語登壇にチャレンジできる
  • 発表内容を丸暗記して沢山練習をすれば、誰でもそれっぽく英語登壇できる
  • 登壇すると反省点が必ず出てくるので挑戦し続ければ無限に成長できる?
  • 子どもに知らない間に英語イマージョン教育ができる
  • 国際カンファレンス登壇楽しいよ

また失敗して成長する為に、国際カンファレンスにプロポーザルを出してチャレンジしていきたいと思います!

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